分蜂(巣別れ)の季節
4月下旬、1家族2~4万匹のミツバチ達が1つの巣箱の中で共に働き、共に生きています。この時期は種の繁栄のために沢山の蜜を貯め、分蜂の準備をするのです。ミツバチの巣箱の中には王台(女王バチのゆりかご)があちらこちらに作られ、働きバチ達は新女王を育てます。この王台の中に貯められるのがローヤルゼリーです。王台に産み着けられる卵は働きバチの卵と全く同じですが、大量のローヤルゼリーを働きバチ達から与えられることによりこの卵は女王バチに育つのです。この新女王バチが羽化する前後にそれまで活躍していた女王バチ(お母さんバチ)は数千から1万匹程度の働きバチと共に巣を出ていきます。しかし、実際に出ていかれると近所迷惑にもなりますし、養蜂場の損失にもなってしまうので、そうならないように私たち蜂飼いはミツバチ達を管理するのです。この時期のミツバチ達には分蜂に対する強い情熱を感じます。
鍾乳石のような形をした王台があちらこちらに形成されています。
王台の中にはローヤルゼリーがたっぷり蓄えられています。
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